Ninja250SL(型式:JBK-BX250A)のウィンカーバルブ(電球)の交換方法について解説しています。本記事では、右後ろのウィンカーバルブを交換していますが、前後左右のすべてで同じ手順です。
Ninja250SLに適合するウィンカーバルブ
Ninja250SLの純正ウィンカーバルブの部品番号は下記です。しかしながら、現在純正品のリアは廃番となっていて、別車種のものの代替品となっています(2023年9月現在)。
・フロント 92069-0058
・リア(廃番) 92069-0076
・リア(代替品) 92069-0106
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純正品を注文するのが面倒なので、今回は社外品のウィンカーバルブを使うことにします。社外品でNinja250SLに適合するウィンカーバルブは、フロント・リアともにH&Mマツシマ製の「1P5108U OR」です。
定格 | ガラス・口金形状 | 品番 |
12V10W 橙 | G18 BAU15S | 5108U OR |
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ウィンカーバルブ交換に必要な工具
Ninja250SLのウィンカーバルブの交換に必要な工具はプラスドライバーのみです。テスターはあれば良い程度で、なくても問題ありません。
整備にはちゃんとした工具を使うほうが良いのですが、メインで使用している工具はフランスのメーカー「FACOM(ファコム)」さんのRnanoという携帯工具セットです。必要最低限のものはそろっているし、保管に場所も取らないし、ツーリングにも携行できてとても便利です。
プラスドライバーには番手があり、微妙に先端の形状が異なります。ねじ山をなめる恐れがあるため、必ず2番のプラスドライバーを使用します。
ウィンカーバルブが切れたときの症状
ウィンカーバルブが切れたときの症状は、ウィンカーをONにしたとき右または左の切れたほうが点灯しっぱなしになります。
この時は、左の前後のウィンカーは問題なく点滅。右側の前側が点灯しっぱなしになっていました。
右後ろが点灯していないので、ここに問題がありそうだとわかります。
ウィンカーバルブの取り外し
ウィンカーバルブをはずすには、ウィンカーの裏側にあるプラスねじをはずします。
プラスねじをはずすと、ウィンカーレンズを取ることができます。
ウィンカーバルブを押し込みながら反時計回りに回らなくなるまで回すと、ウィンカーバルブを引き抜くことができます。
ウィンカーの導通・電圧チェック
念のための作業なので、導通・電圧チェックはなくても大丈夫です。
まずはバルブの導通チェック。バルブ下部の突起がプラスで、周りの口金部分がマイナスです。テスターを導通チェックモードにして、端子をバルブにあてます。「ピー」と音が鳴れば導通していますが、この時は鳴らなかったのでバルブが切れている可能性があります。
バルブの目視確認。フィラメントが切れていることがわかります。
メインスイッチをON、ウィンカーをONにし、テスターを電圧測定モードに設定して電圧を測定します。緑色のケーブルがプラスで、黒・黄のケーブルがマイナスです。12V前後の電圧になっていれば問題なしです。
ウィンカーバルブの純正品と社外品の比較
右が純正品で、左がM&Hマツシマ製のウィンカーバルブです。ガラス部分の形状が異なりますが、口金部分は同じサイズ・形状になっています。
口金部分についている突起の位置も同じです。
ウィンカーバルブの取り付け
取り外した時の逆の手順で、ウィンカーバルブを取り付けます。
ウィンカーバルブの側面に突起があるので、位置を合わせてソケットに挿入します。
ウィンカーバルブを押し込みながら時計回りに回らなくなるまで回すと、取付完了です。
ウィンカーレンズを取り付ける前に、ウィンカーバルブの点灯・点滅チェックをします。メインスイッチON、ウィンカーをON。無事に点灯・点滅したので問題なしです。
点灯・点滅チェック後にウィンカーレンズを取り付けます。
最後にプラスねじで、ウィンカーレンズを固定すれば完了です。
おわり
ウィンカーバルブの交換はとても簡単です。すべてお店にまるなげでも良いですが、たまには自分でやってみるのも良いですね。
今回の内容が、ツーリングの参考になればうれしいです。
それでは、よきツーリングライフを。
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