ウチのNinja250SLはタンデムステップが取り外せない2015年モデル。
2022年2月現在、バッテリーの交換歴もなしなので、約6年ほどのシロモノ。
先日セルが弱々しくなり、エンジンがかからなくなってしまったため、これを機に交換することに。
カウルの取り外し
バッテリー交換にはシートカウルとシートの取り外しが必要になります。
シートカウルの取り外しはココのページが非常に参考になります。
適合バッテリー
Ninja250SLに適合するバッテリーの型は「YTX9-BS」。
純正の本家ユアサさんのも良いけど、品質それなりでコストのバランスを考えて、台湾ユアサさんのものが無難かと思います。
台湾ユアサさんのバッテリーは品質のバラツキが大きいようですが、いくつか利用してきましたが、今のところ不良品にはあたっていません。
バッテリー購入後は、店舗の返品保証期間が過ぎる前に、速やかに動作確認することをオススメします。
- バッテリー充電器を接続して充電できるか
- 電圧計で出力電圧を測定して、12V~13V程度となっているか
必要な工具
必要な工具は下記の4つ。
必須工具
・プラスドライバー
・10㎜のソケットレンチ、めがねレンチまたはスパナ
あればプッシュリベットの取り外しが楽
・小さく先が薄いマイナスドライバー
・4㎜以下の六角レンチ、またはそれに準ずる細い棒
タンデムシートの取り外し
タンデムシートのカギを開錠して、ベルト部分を持ち上げ、後ろの方向へスライド。
シートカウルの取り外し
プラスドライバーで、2か所のなべねじを取り外します。
シートカウル下の4つのプッシュリベットを取り外します。
タンデムシート部分にある、シートカウルのツメを取り外します。
シートカウルはグロメットで固定されているので、カウルの破損に気を付けて、まっすぐ引き抜きます。
反対側も同様です。
シートの取り外し
10㎜のボルトを取り外します。
ピンを引き抜きます。
反対側も同様です。
シートはタンデムシート側にスライドさせて取り外します。
取り外したパーツは下記となります。
- シート×1
- タンデムシート×1
- なべねじ×2
- プッシュリベット×4
- シートピン×2
- 10㎜ボルト×2
ヒューズボックスの取り外し
バッテリーへアクセスするには邪魔になるので、ヒューズボックスを取り外します。
ツメで固定されているので、ボックス側に押し込んで、引き抜きます。
バッテリー固定バンドの取り外し
バッテリーを固定しているゴムバンドを取り外します。
バンド先端の金具を下側に押し込んで、フックから外します。
バッテリー端子の取り外し
端子をバッテリーから取り外します。
このとき必ず、マイナス側を外してからプラス側を外します。
ココ重要です。
マイナス、プラスの順です。
バッテリーの取り外し
バッテリーを引き抜きます。
鉛バッテリーは重たいので、指を詰めないように注意。
バッテリーの新旧
上側が純正バッテリー。
下側が台湾ユアサ製バッテリー。
バッテリーの取り付け
バッテリー端子に四角の金具をセットします。
外れやすいので、細心の注意を払って取り扱ってください。
バッテリー端子の取り付け
バッテリーを車両に設置し、ケーブルを接続します。
取り付ける場合は、プラス側、マイナス側の順です。
ココ重要です。
プラス、マイナスの順です。
エンジン始動チェック
ここで忘れていはいけないのが、エンジン始動チェック。
完全に組付けてから、電源入りませんでした、エンジンかかりませんでした、となると精神的ダメージが大きいです。
バッテリー固定バンドの取り付け
ゴムバンドの先の金具をフックに引っ掛けます。
ヒューズボックスの取り付け
ヒューズボックスを固定します。
配線を良い感じに整えて、シート内の組付けは完了です。
シートの取り付け
シートは車体側のピンをシート側の穴に、はめ込んで取り付けます。
ピンと穴の位置を合わせて、タンク側にスライドさせます。
シートを固定するピンを取り付けます。
反対側もピンを取り付けます。
両方のピンを取り付けてからボルトで締め上げます。
先にボルトを締めてしまうと、もう一方のピン穴が合わなくなったりしますので、必ず両方のピンを取り付けてから。
シートカウルの取り付け
3か所の突起をグロメットに合わせて、カウルをまっすぐ押し込みます。
フェンダー側の3か所のツメもハマるように気を付ける。
反対側も同様に、2か所のグロメットに合わせてカウルをまっすぐ押し込む。
こちらも同様に、3か所のツメがハマるように気を付ける。
タンデムシート側のツメをはめ込みます。
なべねじを仮止めします。
ここで完全に締めてしまうと、プッシュリベットの穴の位置が合わなくなる場合があります。
プッシュリベットも4か所はめ込むまで、仮止めにします。
4か所ハメたら、ピンを押し込んで固定します。
なべねじも本締めします。
タンデムシートの取り付け
タンデムシート側のツメを、車両側に引っ掛けて、タンデムシートを取り付けます。
時刻合わせ
最後の最後で忘れがちなのが、時刻合わせ。
手順は下記となります。
- イグニッションスイッチをONにする
- 左ボタンを数回押して、ODOメータ表示にする
- 右ボタンを2秒以上押して、時刻調整モードを開始する(このとき、時計の<時>、<分>の数字が点滅する)
- 右ボタンを押して、<時>調整モードにする(このとき、<時>の数字が点滅する)
- 左ボタンで時間(hour)を調整する(左ボタンを1プッシュごと、または長押しで数字が増加する)
- 右ボタンを押して、<分>調整モードにする(このとき、<分>の数字が点滅する)
- 左ボタンで分を調整する(左ボタンを1プッシュごと、または長押しで数字が増加する)
- 右ボタンで時刻調整モードに戻す(このとき、時計の<時>、<分>の数字が点滅する)
- 左ボタンで時刻調整モードを終了する(時計の<時>、<分>の数字の点滅がなくなり、通常の時計表示となる)
まとめ
Ninja250SLのバッテリー交換の手順は以上となります。
シート下へのアクセスは悪く面倒くさいので、すべてお店にまるなげでも良いですが、たまには自分でバッテリー交換してみるのも良いかも。
今回の内容が、参考になればうれしいです。
それでは、よきツーリングライフを。
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